私の本当の姿は見た目ハーフそのもの。

目はアイスブルー
髪はブロンド
背は168㎝で少しだけ背が高い

手足は少し人より長い

偽りの姿の私に 先輩は今日も言う。

「お前は綺麗だ。本当の姿でいろ。」

先輩は魔法使いの様な人だ。
明日着る服を既に用意していた。

「水曜が会議の日だ。それまでに素の杏に慣れる様にする服を買うぞ。明日は買い物に行くから そのつもりでいろよ。」

まさかのデートの誘いに驚きながら、密かにニヤニヤしていた…勝手にデートという事にしている当たり 私もかなり痛いやつなんだけど…。

理由がどうであれ 先輩とデートなんて…一生あってない様なレアな事だから…浮き足たっても仕方ないでしょう?

モフモフを体に抱きしめながら、今日は幸せな夢を見れそうだと思いながら眠りについた。