コンビニに着くと 竜野君が既にいてキラリと笑う。この人も目立つから笑顔とか、近くを通る女の人が頬を染めているじゃないか。


「おはよう竜野君本当に来たんだね。びっくりしたよ。」

「昨日何回も連絡したのに、無視とか杏果は無知覚に俺を夢中にさせる女なんだな、参ったよ。」


何だこれ?おかしな事を言われ反論する。


「いやいや、昨日は体調悪くて携帯見てないし、ずっと休んでて…ごめんね。」


「そうかもだけど…。兎に角今日から俺が車に乗せて行くの決定だから、よろしくな!」

「お言葉に甘えてありがとう、よろしくです。」

「じゃあ遅刻しちゃうから乗って?」

「了解。お願いします。」

「今日から撮影始まるから、杏果の体力だけ心配だよ。」

「そんなに大変なの?」

「いや、始めての事って色々精神的に来るだろ?」


そっか…だから朝から先輩が特に優しかったのか…って、また先輩の事考えてる自分に呆れた。


「取り敢えず、今日から撮影頑張ろうな、サプライズもあるから、楽しみにしてて?」


自分達が考えたサンプルに袖を始めて通す。これが一番感動的だ。早く届いてるサンプルを見に行こうと、テンションばかりが上がる私であった…