あれからスーパーに寄り マンションに帰って来た。

はぁ デートは楽しかったしトキメキも感動もあったけれど、私はこの場所が好きだ。

「杏が そんなにこの場所が気に入ってるなんて知らなかった。」

先輩が 冷蔵庫に買い物から買って来た物を入れながら言う。

「そうですね。私も飼い慣らされた感じで この場所がいいなんて…自分でもびっくりですよ。」

「フッ…杏、いっそのこと引っ越して来るか?」

「///なっ。先輩が変態過ぎて、私やっぱりついていけません。」

「何でだよ。この場所に住むのは お前のメリットしかないだろうが?」

確かにそうだ。美味しいご飯が付いて、広い部屋、癒しのアトリエ、執事の様な主人。←しかも超絶イケメン…

考えたら 至れり尽くせりの生活が送れる夢の様な毎日じゃないか?

何だこれ。私…夢の中だった?

「///先輩にメリットがないに等しいのに?」

「ああ、俺はないな…」

ないってきっぱり言われるのが 我ながら悲しい…

「///でもそれって普通におかしくないですか?私は先輩の彼女でもないですし、結婚していない男女が一緒に住むなんて…」

「同居してる男女なんて、世の中たくさんいるぞ。何、杏は俺の事 男として意識してるのか?」

「///いやいや、一般論を話しただけですよ。先輩ちょっと考えさせて下さい。」

「ああ、俺はどっちでもいい、来るならいつでもいいからな…」

はぁ///先輩は簡単に決めちゃうかもだけど、こっちは 本当に先輩が好きで仕方ない。

ちょっとは加減してくれないと、心臓がもたないんだから…

また変化球の手榴弾が投げ込まれた…
先輩のバカ…