「廉の知り合いか?」
店の奥から出て来た人物は、どうやら店長らしい。
長い前髪をサイドに流し、ロングの髪を後ろで束にしている。
だけど不潔感はなく、寧ろ爽やかすぎる好青年。
バーテンダーにでもなれそうな感じ(笑)
「いや…その、…兄貴の彼女…と、…その連れっス」
「廉がお世話になってます、住谷美麗です」
ボーッとしていると集まる視線。
「…あ、っと、白藤風花…です。美麗とは、今日知り合いました、あ、七瀬くんとも…ど、どうも」
噛みまくり…。
我ながら出来すぎるコミュ障ですわ。
「そうか、ゆっくりしていってな。…廉、皿洗っといて」
「…ウス」
…素っ気なぁ。
返事素っ気なさすぎるでしょ(汗)