慶side


「慶さま!!おかえりなさいませ。」


「うぉっ!」

ビックリしたな…
この生活に慣れる日は来るのだろうか


「慶さま、学校終わりましたら
連絡をするように今朝お伝えしたでは
ないですか!」


「あー。忘れてた〜」


「あー忘れてたじゃございません!!

ご主人さまに我々が叱られてしまいます!」

叱られるのは可哀想だけど、
あんな黒塗りの車で来られてもなぁ

「大丈夫大丈夫!
普通に歩いて行くし、帰ってくるから」


「そういう問題じゃございません!」

どういう問題だよ

「落ち着けって」


この家過保護過ぎるだろ…
俺は男なんだから大丈夫だって、


「お〜〜慶帰ったか!おかえり」

「あ、じいちゃん。ただいま。」

「どうじゃった?桜ヶ丘は」

「変な女に宣誓布告されるくらいで
後は普通だった」

「宣誓布告?ふぁっふぁっふぁ!

なんじゃその楽しそうな学校は!」


「じいちゃんの女好きにはすげーと
思うよ俺は」


「男はどんなに歳を取ってもみんな女が好きなんじゃよ!ふぁっふぁっふぁ!」


こう見えてじいちゃんすげーやり手の
業界じゃ有名な人…らしい笑