「え………なに、お前って意外に大胆………」
廉くんが口もとに手の甲を当てて、面食らったようにそう呟く。
「あああああああ!!!!
違う、そういう意味じゃなくてっっっ!!!」
うあああああ、言い方が悪かった。
絶対「そっちの意味」の一緒に寝ると勘違いしてる!!!
未だその場で固まってる廉くんに慌てて付け加える。
「あ、あの…………
実は、小さい頃にいろいろあって雷がトラウマで…………
雷が鳴ってる日はとてもじゃないけど一人でいられないから、その…………」
「だから、一人で寝るのが怖いからここで寝たい………ってこと?」
冷静さを取り戻したらしい廉くんが、ポーカーフェイスでそう聞いてくる。

