強がるようなことを言って威勢よく立ち上がってみても、あの不気味な音を聞く度にまた座り込んでしまう。 「怖くない、怖くない………… 1人で大丈夫…………」 そんな言葉とは裏腹に。 私の足は自然と廉くんの部屋へと向いていたのだった。