思いっきり図星を突かれたことが悔しくて、思わず強がるようなことを言ってしまう。




同居生活は長いし、私が雷​が苦手だっていつかは絶対バレるのに、なんでこんなところで見栄はってるんだろ。




だけど、私が雷が苦手だろうが、見栄をはっていようがどうでもいいらしい廉くんは、




「あっそ。じゃ、俺明日早いしもう寝るわ。
おやすみ」




そう言ってさっさとリビングを出ていってしまった。




なんか素っ気ないな〜。




最近、ほんのちょっとだけ距離が縮まったような気がしてたけど、冷たい顔を見せるのも未だに健在で。