「ほーら、夢見てる」 「………うう」 夢見てる。 もう何百回と聞いた、周りの人に言われる言葉。 私自身も現実見ないで夢ばっかり追いかけてる自覚はあるんだけど……… 「………やっぱり憧れるじゃん。 こんなかっこいい人が、私の………… 彼氏だったら、って。」 言っていくうちに恥ずかしくなってどんどん声が小さくなっていく。 そんな私の肩をポンポンと叩いた由奈は、辺りを指さした。 「廉くん以外にも周りにいい人いるよ? 例えば………」