「うああああ…………まじかまじか。 ファン嫌いな廉がファンと同居…………」 それよりも心配なのはこいつだ。 口の軽い海翔のことだから、口止めしとかないと絶対すぐに広まる。 「おい、お前絶対このこと言うなよ」 普段は出さないような低い声をわざと出してそう言うと、海翔が不自然なほど首を縦に振り続けた。 そんな海翔の様子を見て確信する。 あー、この様子だと明日にでも他のメンバーにまで広まってんな、たぶん。