「え?」 家で素を出せない? 海翔の言った言葉の意味がわからなくて首を傾げる。 すると、海翔が当然だというように答えた。 「いや、だって相手がファンってことはその腹黒い性格隠してるんだろ。 家でも王子様なのは疲れるだろうからうち来ていいよって意味だったんだけど………」 そう言いながら海翔の目がだんだんと見開かれていく。 まさか、と震える声でそのまま海翔が続けた。 「ま、まさかお前その本性出しちゃってんの? そのファンの子に!」 やばい、またこいつの声が大きくなってきた。