「あ、怒った。 お前、怒ってる顔のがいいわ。そっちのが好き」 …………へ? 好きって………… 「ははっ」 …………笑った。 廉くんが、声を上げて笑った。 テレビで見せる明るい笑顔やファンの子の前で見せる甘い笑顔とはまた違う顔。 すっごい自然でちょっと無邪気な笑顔。 こんな顔もできるんだ…………この人。 「…………なに?」 私がじっと見つめていたからか、無邪気な笑顔とは一転、怪訝な表情に変わった廉くん。