「も〜〜!!信じらんない!!!」




学校に来ても私のイライラは治まらなかった。




優しくて、笑顔が素敵で、王子様みたいな廉くん。




そんなのは幻想だった。




実際はファンのことを見下した、とんでもない腹黒悪魔だった。




ファンのことを騙してたの?




廉くんだって信じられなくて、違うと言ってと願いながら聞いたその質問。




だけどあいつは…………




────まあ、そうなんじゃね?




…………………………