「そ、それよりも! 早く松川くんに見せなよ、里華のボブ! どんな面食い野郎でも絶対落ちるから!」 自分の話題がずっと触れられていることが恥ずかしかったのか、また話が私に戻った。 「う〜ん…………」 どんな面食いでも絶対落ちる…………か。 廉くんは、このボブを見てどう思うんだろう。 落ちるなんて、そんな大それたことは思ってない。 だけど………… 「…………ちょっとでも可愛いと思ってくれるといいな」 思わずそう言うと、まるで大丈夫、と言うように由奈が優しく微笑んだ。