「…………はい、その通りです…………」
ああああ、恥ずかしい。
高校生にもなって、雷が怖くて一人で寝れないだなんて。
しかもそれをよりによって廉くんにカミングアウトしちゃうなんて。
ほんとに穴があったら入りたい。
「ん、じゃあ…………」
「あ、でもベッドで寝ようとかそんな図々しいことは思ってないから!!!
そこのソファーにでも置いてもらえれば、後は自分でなんとかするし!!
何なら床とかでも全然…………」
「何言ってんだよ」
何かを言おうとした廉くんを遮って一人でまくし立てていると、そんな私を今度は廉くんが遮った。
「………へ?」
「何言ってんだよ」とはいったいどういう…………
言っている意味がわからなくてポカンとする私を無視して、廉くんが首である場所を示す。

