「えっと、これは、……」
 
「ん~、一応正式なお誘いだからな~。誉ちゃん、行きたい?」
 
 
ちょっと難しい顔をした迷。
 
 
「そうですね。ちょっと気になってはいます。」
 
 
ちょっと、と言ったわりには誉ちゃんの目はキラキラとしている。
 
それにつられて、迷もいろいろ興味を惹かれたようだ。
 
 
「いろいろ体験コーナーもあるみたいだよ~」
 
「あ、ほんとだ。これとか面白そうですね。」
 
「あ、いいね! これも面白そう! いいな、私も行きたい~」
 
「あ、私これやってみたいです。」
 
「どれどれ? あ、おっけ。面白いよ、それ。うん、じゃあ、その体験コーナー申し込んどくね。」
 
「あ、私参加決定なんですね。」
 
 
意気揚々と迷が誉の申し込みをしようとしたところ、誉がちょっと意外そうに言った。
 
言われた迷は、キョトンとしている。