「いや、そんなんでもないよ。」

そして謙遜も忘れない。


「ほんと、さすがだよね〜」
 

そして、とうとう石川が王都の城壁を抜けて、パレードの列も最後まで来る。

ここで、石川の見送りはおしまい。


「あ、鎌田く〜ん。私、しばらくお城留守にするから〜」

「え? なんで?」

「追跡〜」

「あ〜、わかった。ほどほどにね。」