今日も1日が終わった。 今は帰りのHRだ。 先生が話してるのを無視して帰り支度をし始めた黒瀬の背中を見つめる。 黒くてツヤのある髪。 華奢な腕。 時折覗く、低い鼻。 毎日毎日飽きるほど見てるのに、もっと見ていたいなんて。 恋する乙女じゃあるまいし。 頬杖をつきながら、小さく溜息をついた。 __と、 バサッ。 黒瀬のポケットから、生徒手帳が落ちた。 でも黒瀬はヘッドホンをしてるから気付いていないようだ。 屈んで腕を伸ばし、それを掴む。 さて、どうしようかな。