昼休み。


手紙の返事が返ってきた。


俺は柄にもなく内心ドキドキしながら手紙を開いた。



”夏野くんへ

ごめんなさい

私、人に教えるのは苦手なんです

ノートならいくらでもお貸ししますよ

いつでも言ってくださいね

黒瀬”





やっぱ無理かぁ……。


そうだよな。

普通に考えて、ヘッドホン外せないのに勉強教えるとか出来るわけないよな。

進展を急ぎすぎた……。