小さなポケット一杯の物語

『神主さんごめんなさい!私、急用を思い出しちゃった。』

『おう、そうかね。それではまた遊びに来なされ。ワシは午前中なら大抵いるからのう。』

神主さんの笑顔は相変わらずで、シワの奥に目が隠れてしまっていたの。
茜は家に戻るとすぐに竹の筒を取り出したの。
そしてその中に三つ目の願いを書いて入れたんだ。

『優さんと同じ生活が出来ますように。』

そう書いてね!
そしたら、今度は竹の筒の中央が一度だけ光っただけで、消えてしまったの。