う、、そ。でしょ。





脳腫瘍って。
余命半年って。






まだ14なのに。
余命宣告だなんて。
ひどいよ、神様
私、なにかしましたか?
うらんでやる、うらんでやる





「おーーい!ゆきの!」

あ、海人だ。
なんて言おう。
どんな顔して笑おう。
笑うって何?
海人と会えなくなるなんて
いやだよ。いやだよ。いやだよ


「....の!お....!ゆきの!」

「は!え、なに!?」

「お前大丈夫かよ、
病院どうだった?」

「あ、うん。
なんともなかったよ!」

「そっか。。よかった」

「うん。」



言えるわけないよ。
いえない
いわない


ズキッ)))

「うぅっ。」

「おい!ゆきの!」

あれ。海人の声?
やけに遠く聞こえる

やだよ海人はなれないで
いなくならない....で。


私は意識をてばなした。








....の、ゆ....の、ゆきの、


海人だ、海人の声だ


「か....いと?」

「ここ....どこ?」

「ゆきの!ゆきの!
先生!ゆきの、ゆきのは
もう大丈夫なんですよね!?」

「最期の言葉を
かけてあげてください。」

「か.......と」

「どうした?ゆきの」

「い....ままで....
あ....りが....と」

「なんだよ、いままでって
これからもだろ!!」


どうしよう。
くるしい、
息もできないくらい
くるしよ。

ゴホッ ゴホッ )))


「おい!ゆきの!しっかりしろ!」


わたしはさいごの
力、意識を
この言葉に込めた




「しあ....わ....せに....な....てね....」



ピーーーーーー)))


さよなら、おとうさん
さよなら、おかあさん
さよなら、みり
さよなら、2の5


そして。

さよなら、大好きな人