だから、
「椋太朗もずっと一緒に居てね」
「当たり前やん。桜菜には俺が必要なんやろ?」
嬉しそうに両手を広げた椋太朗の期待に仕方ないから応えてあげる。
わたしもこうしたかったって言ったら有頂天になるから絶対に言わないけど……。
「もう……それは椋太朗もでしょ」
「そうや。俺ら愛し合ってるなぁ~」
「……はいはい」
「“はい”は一回、やろ?」
いつかどっかでやったようなやり取りに、呆れた顔をしながらも笑顔がおさまらなかった。
椋太朗もそれを思い出したのかはわからないけど、ずっとふわふわした笑顔で笑ったまんまだ。
こうして思い出がいっぱい増えてくのかと思ったら、胸がじわっと温かくなる。
なんて頭の中でノロケて油断してたのが悪かった……。
翌朝。
椋太朗を起こしに来た梓さんに盛大に冷やかされ、
「用意してて間違いなかったわぁ」
なんて笑いながらお赤飯を出されて全身真っ赤かになるのは……この幸せな夜からちょっとだけ先の話だった。
-終-
「椋太朗もずっと一緒に居てね」
「当たり前やん。桜菜には俺が必要なんやろ?」
嬉しそうに両手を広げた椋太朗の期待に仕方ないから応えてあげる。
わたしもこうしたかったって言ったら有頂天になるから絶対に言わないけど……。
「もう……それは椋太朗もでしょ」
「そうや。俺ら愛し合ってるなぁ~」
「……はいはい」
「“はい”は一回、やろ?」
いつかどっかでやったようなやり取りに、呆れた顔をしながらも笑顔がおさまらなかった。
椋太朗もそれを思い出したのかはわからないけど、ずっとふわふわした笑顔で笑ったまんまだ。
こうして思い出がいっぱい増えてくのかと思ったら、胸がじわっと温かくなる。
なんて頭の中でノロケて油断してたのが悪かった……。
翌朝。
椋太朗を起こしに来た梓さんに盛大に冷やかされ、
「用意してて間違いなかったわぁ」
なんて笑いながらお赤飯を出されて全身真っ赤かになるのは……この幸せな夜からちょっとだけ先の話だった。
-終-

