萌え死にそうなんをなんとか抑えてみたけど、やっぱり止められへん。
傍らの桜菜をギュウッと自分の方に引き寄せて抱きしめた。
「もう、アカン……めっちゃ可愛い過ぎや……」
「ちょ、ちょっと! 椋太朗! こんなとこでダメってば!」
「イヤや。帰したくないわ」
「椋太朗!」
俺の腕の中で必死に何か言ってるけど関係ない。
このまんまさっきまで一緒にDVD観てた俺の部屋にカムバックして、愛用のクイーンサイズベッドに閉じ込めたい!
そんな衝動に駆られてた。
……5秒前まで。
パコーン!っていう景気の良い音と同時に、なんか脳が揺れたみたいな衝動が頭に響いた。
おかげで前のめりになった頭を反射的にあげれば、
「椋様、アンタ性懲りもなくこんなところで何をなさってるんですか」
「椿雪! おまえ何すんねん!」
「また落っこちて幽体離脱なさりたいんですか」
怒りでカッカしてる俺にいつもの冷静な顔をした椿雪がちらっと視線を動かす。
それを目で追った先。
俺と桜菜の目の前には例の螺旋階段があった。
傍らの桜菜をギュウッと自分の方に引き寄せて抱きしめた。
「もう、アカン……めっちゃ可愛い過ぎや……」
「ちょ、ちょっと! 椋太朗! こんなとこでダメってば!」
「イヤや。帰したくないわ」
「椋太朗!」
俺の腕の中で必死に何か言ってるけど関係ない。
このまんまさっきまで一緒にDVD観てた俺の部屋にカムバックして、愛用のクイーンサイズベッドに閉じ込めたい!
そんな衝動に駆られてた。
……5秒前まで。
パコーン!っていう景気の良い音と同時に、なんか脳が揺れたみたいな衝動が頭に響いた。
おかげで前のめりになった頭を反射的にあげれば、
「椋様、アンタ性懲りもなくこんなところで何をなさってるんですか」
「椿雪! おまえ何すんねん!」
「また落っこちて幽体離脱なさりたいんですか」
怒りでカッカしてる俺にいつもの冷静な顔をした椿雪がちらっと視線を動かす。
それを目で追った先。
俺と桜菜の目の前には例の螺旋階段があった。

