とりあえず、怜央くんを誘わなきゃ。

「怜央くん、ちょっといいかな?」

と、人気のない廊下へ出る。

「あのー、クリスマスって空いてますか?」

怜央くんは、ちょっと驚きながら、

「うん、空いてるよ。」

私が、一緒に過ごそうと言うのを遮るように、
「一緒に過ごす?」

と聞いてきた。