蓮の家の前に着くと、

「ホントにありがとう!帰り気をつけてね?」

と、俺より断然背の低い蓮が上目遣いで俺を見てきた。

胸がドキッとした。

俺は冷静を装って、

「べつにいいよ。じゃあ。」

と言うと、駅までの道を戻った。