sweet voice

いつも設定しているアラームが6:30に鳴り、ぼんやり起きたら、目の前に伸二くんが眠っていた。


「えっ・・・なにこれ!」


二人とも、何も着ていなかった。


私の叫び声に、伸二くんもモゾモゾ動き出した。


「・・・おはよ、花音さん」


「伸二くん、これって、もしかして・・・」


「昨日は酔いつぶれて、ごめん。


でも、花音さんを抱いたのは、酔いつぶれたからじゃなくて、好きだからだよ。


僕も男だから、好きな子と二人っきりになれば、襲いたくもなるし」


「・・・夢じゃなかったんだ」


「夢じゃないよ。


昨日は、荒井さんとつきあってるって聞いて、あきらめようと思ったけど。


荒井さんは出張中で、しかも4月から離ればなれになるっていうし。


同じ遠距離なら、僕にも奪う権利はあるかと思って」


呆然とする私に、伸二くんはキスをした。


「シャワー借りていい?


あっそれとも、一緒に浴びる?」


私がはおっていた布団をはぎとると、伸二くんは私をきつく抱きしめた。