sweet voice

「ふーん、それで最近なんかフワフワしてんだ」


電話から数日後のランチで、茜に指摘された。


「フワフワって?」


「なんかさ、ちょっと楽しそうなんだよね。


最初は、彰太さんと久々に会ったからかと思ったんだけど、全然話題にもなんないし。


で、今日その電話の話を聞いて、納得したってわけ」


「会えるわけないし、用もないのに電話するわけにもいかないのに、声が耳に残っててさ」


「へー、そんなにいい声なら、私も聞いてみたい」


「でしょでしょ?


もうさ、勝手に見た目キャラ決めちゃって、妄想激しくて困ってんだよ」


「まあ、現実はそんなに甘くないし、見た目はたぶんイケてないよ」


「だよね・・・」