俺に同情してくれているのかもしれない。


が、泣きたくなるからやめてくれ。


その思いで俺は机に突っ伏した。


ミホコはしばらくその場にいたようだけれど、諦めたように自分の席へと戻って行く。


ミホコに八つ当たりをしてしまったような態度になってしまい、胸の奥がモヤモヤしてくる。


俺はもう、俺自身でもどうすることができない問題に直面しているんだ。


夏休みなんて、なくなっちまえよ。


心の中でそう毒づいたのだった。