鶏肉の切り方から細かいアドバイスをされるけど、包丁に慣れていない俺はまったくついていけない。
かしわぎのおじさんには「あぶなっかしい」と注意されてしまう始末。
「冬馬くん、だったかな? 包丁に慣れていないようだから、無理しなくていいよ」
「おばちゃん、ありがとう」
かしわぎのおばちゃんがサポートしてくれて、なんとか衣をつけるところまでやりきることができた。
油であげるのはさすがに危ないからと、俺はキッチンが追い出されてしまった。
ちなみに、かしわぎファンの椿さんは、ずっとテーブル席に座ってパソコンをいじっている。
……この人、何しにきたんだろ?


