私が次に目を覚ましたのは昼食の時間。
さすがに私もお腹は空くからパンを食べる、そしてまた寝る。
その次に目覚めるともう放課後。
「如月ー。行ってくれよなー」
教室のドアのとこに友達と一緒にたむろっていた藤崎が私に大声で言って来た。
私はガン無視。
まあ、行くけどね。
重たい体を起こして校庭のトイレまで歩いて行く。
でも、誰だろう…
行ったら、ガラの悪い男子がいっぱいいて…とかないよね。
あとは、女子がいていじめられるとか…
いや、ないか。
だって、反感買うようなこと…
して…ない…?よ…ね?
恐る恐るトイレの裏を見ると誰もいない。
呼び出しといて、来てないとか…
私はベンチに座ってスマホをいじる。
スマホは便利。
"寝る"か、"スマホをいじる"か、しておけば誰も話しかけてこない。
ちなみに最近、農業のゲームにハマってる。
「それ、面白いよね〜」
え?
いきなり声がして振り向く。
だけど誰もいない…
何、今の…
空耳…?
はっきり聞こえたけど…
怖い…

