〜超能力者の少女は暴走族のお姫様。〜



「美夜ー。冬と仲良くなったのー?」

下に行くとバイクを用意した春クンがいた。


「…ん…」


「へー、嫉妬しちゃうなー」


「…っ!?」


「はは。もー、本当にからかうとおもしろーい」


私…からかわれたの?



「じゃ、送ってくよー、後ろ乗ってー」


「…うん」


__ブルン


エンジンがかかって動き出そうとするときに気がつく…


春クンの運転__


怖いんだった__


もう、ヤダーー!


大事なことを忘れてたー、、、!


動き出したバイクはたちまち風のように早くなる。


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



声を出すのをやめようとしても、無理…




「やぁぁぁぁあ!!!やめて!!!!」



「とーーーーーめーーーーてぇ!!!!」


と、言っても、止めてくれるはずない。



「着いたよ〜」


それから私はめちゃめちゃ絶叫して家に着いた__。


「…ぅぅ。気分…悪い…」


「また、僕にめっちゃ抱きついてたねー。もー、ほんと、可愛いー!」


「…うるさい…っ」


「照れちゃって〜。そういえば、家、ここであってた?」


…っ

たしかに、

なんで、家の場所、知ってるの…?


「調べてもらったんだー。桜樹にはハッキングの天才がいるからさー」


……


ハッキング__


そっか__

厄介ね、、


これじゃあ、いずれ、超能力のこともバレる__


私の過去だって、調べれば出てくる__


あの人たちの力に桜樹のハッキング力が勝てばだけど__。。