お姉ちゃん、ごめんね…

「高嶺さん…、…高嶺さん?」



「はいっ!!」

会議室で朝陽に告白された日の事を思い出して会議の内容を聞いていなかった。
すごく恥ずかしい。


七瀬さんを中心に会議が進行していて、今から休憩に入るところだった。

「寝不足ですか?頑張って!」
そんな風に私に声をかけてくれた彼氏にキュンとして顔がにやけないように我慢した。朝陽は上司に呼ばれ会議室から出て行った。ホワイトボードに書いてある提案内容をさっとメモをして七瀬さんの片付けている仕事を手伝いに行った。

「すみません。ボーッとしてて…」

「いいのよー。新人の教育大変?疲れてない?」

本当にこの人はなんて優しいことが言えるんだろう。どこか気持ちに余裕があったりするのかな。私のボーッとしてた内容は言えないけど、確かにバイトに来てる子ですごく厄介な子がいる。

「噂で聞いてるよ!高嶺さん、困ってるなら相談してね」


ニコっとした笑顔は同性でも可愛いと思える。そりゃいろんな人に口説かれるのも納得するよ。