お姉ちゃん、ごめんね…

「おはようございます。」

「…おはよう」

会社の会議。月に1度あるミーティングでそれぞれの店舗のチーフとそのすぐ下に付くチーフ補佐が1人ずつ呼ばれて50人ほどの集まり。

このミーティングの翌週にチーフと幹部の人の大きな会議がある。


朝陽とは去年このチーフ補佐で呼ばれた会議で会ったのが初めて。同じ歳だった。
そして、その後何度かヘルプでお店に入った時に一緒に仕事をして…お互いに後輩の相談をする様になり、会議から3ヶ月過ぎた頃、私は朝陽の事を意識していることに気づいた。

だけど社内恋愛とかどうしていいかわからず、チーフの人で朝陽を明らかに狙ってる先輩がいた。

仕事は完璧で、綺麗で、幹部の人達からも評判は良くチーフ目当てにお店に来るお客さんもいた。

てっきり、朝陽はこのチーフと付き合うと思っていた。



「あ〜ぁ。昨日ね、またミスしちゃって五島チーフにまた迷惑かけちゃった」

「ミスか〜。まぁ内容にもよるけど次同じミスをしなければいいんじゃない?1度目のミスは誰にでもあるし、お客様に怪我がなくまた来店してもらえるフォローがあれば大丈夫だよ。」


朝陽の言葉は優しい。心がホッとする。

「七瀬チーフみたいに早く完璧な仕事ができるようになりたい。」

「…七瀬チーフ???」

えっ?って顔で否定をして、ないないって首を振っていた。


どうして?綺麗で仕事できるなんて憧れるのに。