そういってクラス発表を見に行く私たち。




「っ、人多いな…」





「みれい、大丈夫?具合悪くない?」





「うん、大丈夫。ありがとかや。」





美麗は昔から人が苦手。過去にあった出来事が原因で今も苦しんでる。

わたしのことは大丈夫なんだけど未だに関わりがない人とかは基本無理。

美人でモテるから人が集まってくるのに寄せ付けない雰囲気出してて近づけないから中学の頃は皆からはクールなお姫様って呼ばれてたくらい。

いつか色々な人と喋ったりできるようになってくれればもっと笑顔になってくれるかなって思ってたりする。でも美麗にはわたしがいるんだから!誰にもとられたくないもん。




「や… かやってば!」




「あ、ごめんごめん。みれい、どうしたの?」





「どうしたのじゃないよ…まったく。早くクラス確認して行こ。」





「あ、わかった!まってて見てくるね。」


「えーっと1-C高橋夏夜、山本美麗あった!同じクラス????」



「みれいーっ!同じクラスだよ!」




「ふーん。」




「嬉しくないの…?」





「ん、嬉しい。」



「良かった〜!もう素直じゃないんだから!でもそんなみれいが可愛いんだけどね〜」