「あの、早く助けにって言うのは…葉月、危ないんですか?」
詩音が言った。
「あぁ…。多分、葉月が今行っているところは…飛山春希のところだ」
俺達たちは目を見開いた。
飛山…。
「皐月を撃ったのは飛山春希だ。」
俺達の思考は停止したまま動かない。
「当時の組長じゃなかったんですか?」
「あぁ。表向きは当時の組長が撃った事になっている。だが、実際に撃ったのは、跡継ぎの飛山春希だ。」
「どうして…そんな奴のところになんて…」
真帆が答えを求めるように、親父に言った。
「分からない…ただ…何か弱みを握られているのか……。今のあの子にとっての弱みは…君らなんじゃないか?」
「「「俺ら…?」」」
「「どういう事…?」」
「俺らのことが大事だってこと…?ですか?」
