「この家には30の部屋があって、それぞれに名前がある。ここは『蓮の間』。対談室だ。」





他には、優雅の仕事部屋の『藍の間』

優雅の部屋の『竜の間』(リュウノマ)



組長と奥さんの冬乃さんの部屋の『静の間』(セイノマ)

組長室が『殿の間』(デンノマ)



それから組員さんたちの部屋が10あって、『京、帝、奏、柊、隗、灸、眠、天、局、昴』の間。(キョウ、テイ、ソウ、トウ、カイ、キュウ、ミン、テン、キョク、コウ)
組員さん全員が収まるくらいの広さなんだって。家庭がある人はその家に帰るらしいんだけど。



あとは、圭斗さんなどの側近の部屋が2部屋で
『岬の間』(ミサキノマ)『皇の間』(オウノマ)
優雅、組長の雅人さん、冬乃さんの側近が合わせて、10人。


あとの部屋は『戦の間』(センノマ)という武器庫
『食の間』(ショクノマ)のキッチン
その他にも部屋があるらしい。



それから、『冴の間』(サイノマ)という、優雅の弟の部屋があるのだとか。




弟いたんだ…。








覚えておくのは優雅と組長さんたち、それから組員さんと側近たちの部屋だけでいいって。



「あと…この世界のことだ」

「うん。なんとなく、分かる」


優雅は何度か頷いて言った。

極道は上に上がるにつれて、命を狙われることが多くなるのだとか。