「なっ…優雅…?///」


顔を真っ赤にしながら状況を確かめる葉月。
慌てる姿がなんか可愛くて無言で見つめる。



そのせいか、葉月の顔はもっと真っ赤に染まっていく。








「ゆ、優雅…?」

「お前、無防備だしな。いいよな」

俺はにっと笑って、葉月の額にキスを落とした。

「わぅっ/////」
口にしなかっただけ俺は優しい…。





「わーか…俺達もいること忘れないでくださいよ」


運転手の柳田(ヤナギダ)と圭斗が苦笑い。

そんなの知るか。


「葉月…」



「ん、ん?」

「眠い」

「えっ?」



俺は馬乗りになっていた葉月の上から退いて、ぐったりとシートにもたれた。

葉月が座り直して、俺はその膝に頭を乗せた。
「着く…まで…」





このままでと言おうとしたけど、睡魔には勝てない。