盛大にため息をついた。


「圭斗。内藤組の報告書と始末書…たしか20枚近くあったはずだったな。『藍の間』(アイノマ)まで持ってこい」






「了解」

頭を下げて去っていった圭斗。





この組には数十の部屋があって、その部屋には一つずつ名前がある。





『藍の間』は俺の執務室。


藍の間に入って、デスクに着いてパソコンを開く。


「失礼します」



「……20枚弱って聞いてたんだが…」


「俺も……ビックリです…。」




圭斗の手元にあるのは50枚近くある始末書と報告書。

何書けってんだよ。

うそだろ。




今日は徹夜だな。