それから毎日、黒龍の幹部達はお見舞いに来てくれた。






真帆は相変わらず夏バテ気味で、4日に1回来てくれる。




黒龍の下っ端君たちもまばらで来てくれる。






入院して1ヶ月後、まだみんなが来ていない時間に風翔さんが来て、｢退院は明日に決まったよ｣って言った。






｢うん。ありがとう、風翔さん｣


｢…優雅と付き合ったんだって？やだな〜、娘が旅立ってく〜｣




えーんっと可愛らしく泣き真似をしながら言った風翔さん。

情報早い…。



｢義妹だよw｣

｢俺にとっては義妹じゃなくて娘だもん(><)｣


ウルウルと涙を貯めていく風翔さん。

優雅たちの前にいる時とは全く違う雰囲気。