風翔さん達が出ていって、優雅は葉月ちゃんに向き直った。
繋がれたままの手を強く握る優雅。




「俺達は売店に行ってくるから。なんかいる物あるか?」



「適当に飲み物頼む」



「了解」


龍真が機転を利かせて幹部を連れて病室を出た。

龍真も真帆の肩を抱いたまま離さない。










「あの2人、ちゃんとくっつけたらいいな」

愛二が病院のドアに向かって優しく言った。



「鈍感2人だからな…」


「「確かに」」



俺達はそんな話をしながら、1階の売店に向かった。