ーーーーーそして、4時間ほど経ってから、葉月ちゃんは目を覚ました。


優雅はずっと葉月ちゃんの手を握りしめている。


「優雅…痛いよ」
「「「「「!!」」」」」
「「「葉月!!」」」




葉月ちゃんは、ふふっと笑った。
優雅が安堵のため息をついて、「何笑ってんだよ…」と言った。




その後、直ぐに風翔さんと奥さんの鈴夏さんが来た。


鈴夏さんは泣いていた。





「よし…問題ないな…。一応、心臓の方に負担かかってるから…様子見るためにモニターは繋げておくからね」





葉月ちゃんの頭を優しく撫でながら、見たこともない様な優しい顔で言った風翔さん。



「うん…ありがとう、風翔さん」









でも、直ぐに声色を変えて俺たちを睨みつけた。