生きてあなたを愛したい



思ってもみなかった言葉だったのか、優雅は目を見開いた。





「なんだよ」


「あ…いや…どう思ってんのかなって…思って」


「あんたが出ていって俺がやるしか無かった。」




滉雅さんの表情は焦りと、絶望の表情を覗かせた。

ズボンをギュッと握り、下を向いた。



「あんた、いなくなったから。初めは逃げたんだって思ってた。けど、親父に『料理の道に進むためにここから足を洗った』って聞いた時、じゃあいいやって。」



優雅は滉雅さんが何か言う事も許さないかのように、続けた。




「あんたはいないんだよ。だが、だから俺がやるんじゃない。あの日、あんたが出ていった日…親父が俺に選択肢を叩きつけた。
1、滉雅を連れ戻す
2、ここは今の代で終わらせる
3、柊雅を若(次期組長)にする
4、若(次期組長)を養子縁組で迎える
……5、俺(優雅)が若(次期組長)になる
選べ。そう言われた」





優雅はおっきなため息をついて、言った。