「おやおや。葉月〜」
変な空気が流れる中、聞こえてきた陽気な声。
「あ、風翔さん!私たちって愛人関係だったんですか?」
「ぶっ…!!!ゲホッゲホッ……ゲホッ…ンン!?!」
「大丈夫ですか?」
「どどどどどど…どうして!!!??」
「いや…」
私が、そう言われたんで…と言おうとすると、優雅は後ろから、私を抱きしめ、私の口を塞いだ。
「風翔さん」
「ん!?なな、何かな!?」
「俺のです」
「うんうん!!うん!そうだね!しってる!お、俺も奥さんいる!!」
風翔さん、壊れちゃった。
「あっ、風翔さん!性別、分かりました!」
「(あっ、綺麗に逸らされたッ)本当!?」
「言いますよ?」
「…っ」
「「女の子です」」
そういった瞬間、風翔さんは前髪をクシャっと掴んで、しゃがみ込んだ。
「どっちでも嬉しかったけど…」
そう言って泣いていた。
