その言葉で、ザッと私に視線が向いた。
妙に緊張感があり、ピリピリと痛い空気は、私の心臓を高鳴らせた。
「あ…えっと…。
まず、心配かけてすいませんでした。入院中、みんなの言葉や差し入れに凄く励まされました。」
みんなの否定の言葉。
「本題…。もっと早く言うべきだったんだけど…。
というか、こういう空気でいう話でもないんだけど…。」
私がそう言うと、ピリピリしていた空気は、少しだけ和らいだ。
「…妊娠しました。今、4ヶ月を過ぎた辺りです」
私の言葉に、誰も反応せず、静まり返った部屋。
みんなの表情は、唖然。
「あ…、えっと…」
「「「「「「「「「「「「「「「うぉおおおおっ」」」」」」」」」」」」」」」
縁側のガラスが、声の振動でガタガタと揺れた。
私の肩はビクっと揺れた。
「男っすか!?」
「女っすか!?」
「あっ…えっと…まだ分からない…」
「「「「「「「「「どっちでもうれしいっすね!!!!」」」」」」」」」
喜んでくれるかと思って、話して、静まり返っちゃったから、反対されると思って…、だけど、喜んでくれた…。
「嫌って…ダメだって言われても…産まない選択肢は無かったんだけど…、みんなはこの子のこと…ここに迎えてくれますか?」
「…もちろんじゃないですか」
「竜さん…」
竜さんは私の前に正座し、私の手をとった。
