堂島組の大きな…んー、厳つい?門構え。
久しぶりに見た…帰ってきた。
圭斗さんが開けてくれたドアからゆっくりおりると、組員さんたちがズラっと並んでいた。
「ふふっ…二度見た光景ですね」
初めて堂島組に来た時、それから、以前退院時。
「「「「「「「「「「「「「「「「「「若姐さん!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「おかえりなさい!!!!」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「「「おかえり!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「おかえり〜」」
大きくて、空気がビリビリと震える声。
その後には、雅人さんと冬乃さんの気の抜けた声。
「ただいま!!」
私の返事に、何人か泣いている組員さんがいて、竜さんも号泣していた。
「若姐ぇえええっ…うぅっ(இдஇ」
「竜さんっ( ̄ー ̄; 」
笑いが起こって、雅人さんが呆れたようにそれを止めた。
「おい、お前ら。憩の間に集まれ」
みんなの大きな返事。
『雅人さん、お願いがあります』
『ん?』
『私の妊娠の件、出来れば人伝いに言いたくないので、組員さんたちには内緒に出来ませんか?』
『うん、いいよ。でも、いつ言うんだ?』
『退院した日に』
「葉月、言えるか?」
「はい。ありがとうございます」
何人かの組員さんが、私の荷物を部屋に運んでくれて、圭斗さんは私を支えてくれながら憩の間に向かった。
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静まり返る部屋。
みんなの視線はもちろん、組長の雅人さんに集まっていた。
「葉月から、大事な話がある」
