「入院していると、よく風翔さんと会う気がする…こっち来てて大丈夫ですか?」

「こらこら。医者は暇なのが一番なんだぞ」



冷やかすように言ったけれど…。
まぁ、そりゃそうですね…ハイ。



「あ、葉月。退院の日程が決まったよ」

「本当!?」


「あぁ。3日後だ。」




よかった…。やっとみんなに会える。




ここは病院だから…と風翔さんや真琴が、見た目が派手なヤツ、つまり、厳つい人や髪の色が奇抜な人は来るなって、制限しちゃったから…。


まぁ、しょうがない。





堂島の人たちも、黒龍の人たちも会えていない人は多い。





黒龍の下っ端の人で、髪を黒く染めてまで来てくれた人たちもいた。