「不整脈が酷いし、容態に落ち着きがない。
常に波を打ってるんだ。

…2時間に1度は心電図が異常を伝える。
……長時間長居しないからお前らは知らねぇだろうが…吐いたりもする。

まぁ、悪阻でも吐くが…。


優雅は何度か見てる。
だから…余計に心配して…様子を見に来るんだろうよ」





「…っ」


「お前らがいるうちは抑え込んでんだろうけど…」






俺は動揺する真琴を残して、病室を出た。





ーブーッブーッブーッ


「如月だ。…あぁ。分かった。すぐ戻る」