「疲れてたんだな」

「さ、帰るか」


「あぁ」




「また明日来る。」

俺、詩音、愛二は静かに病室から出ていった。







「優雅、痩せたな」
「あぁ…」

「優雅もそうだが、風翔さんも少し元気がない」

「「…」」

「優雅の親父さんからの話だと、堂島組の人達も、それに、黒龍の下っ端たちも…。葉月はいろんな人に愛されてんだな…。」


俺がそう言うと、2人も頷いて、愛二が言った。

「俺らも…だな」



「「…」」





「よう。今帰りか」

「「「美空さん!」」」



「おう。…葉月は?」

「優雅と会ったら…いつもみたいに笑ったんです…」




詩音がそう言った。