水谷先生はニコッと笑い、俺たちにも軽く頭を下げ、出ていった。
優雅は、嬉しそうに笑って見せた。
「7週だってさ」
葉月も笑って、病室に張り詰めていた謎の緊張は和らいでいた。
「男の子かなぁー?女の子かなぁー?」
愛二はぴょんぴょん飛び跳ね喜んでいる。
呆れたように見つめる詩音。
詩音も少し嬉しそうだった。
「楽しみだねーっ!!!」
優雅は葉月のベットサイドに椅子を置き、そこに座った。
葉月はヘッドギアの様なものをつけていて、それを避けて葉月の頬を撫でる優雅。
葉月は気持ちよさそうに目を閉じ、そのまま眠ってしまった。