生きてあなたを愛したい


俺達は隅の方で大人しく見ていた。




「こんにちは。俺は脳外科の水谷 兆(ミズタニキザシ)です。今から言う事、できる限りでいいので、無理はせず行ってください。」




葉月は目を軽く閉じた。






「うん。そうだね。肯定は瞬きを1回、否定は2回にしよう」




葉月はまた、軽く目を閉じた。






「では、腕は上がる?左腕からお願いします」





葉月は腕を上げる。

痛いのか、上がらないのか、顔を歪めて、15度程上がったところで、一気に脱力させた。


水谷先生は紙に所見を書いていく。






「では、右腕」




どんどんやっていって、左右の足、首、指。